弓削商船高等専門学校 卒業
① 今のお仕事はどのような業務ですか。
現在は工務監督見習いとして陸上勤務をしています。具体的な業務内容としては、舶用品の手配や本船のトラブル対応などです。海上勤務時は三等機関士としてボイラ、造水器、空調機、冷凍機、電気装置などが担当機器です。約9か月乗船後に約3か月の休暇、1~3か月の陸上勤務というのが大体の勤務ローテーションです。
② なぜ、今の会社へ入社したのですか。
海運業界で働くなら外航船乗船を経験したいと思い、SECOJの合同面談会を応募しました。面談会を通じて会社の方と話し合う中で具体的な入社後のイメージがわかり、乗船勤務と陸上勤務の両方の経験できることが良いことであると思い現在の会社に入社しました。
③ 職場はどのような雰囲気ですか。
現在はオフィスで働いていますが人間関係も良く、困ったことがあるときも助言をいただける良い雰囲気の職場であると思います。また海上勤務時も日本人は私1人である場合が多いのですが、フィリピン人クルーは皆さんフレンドリーで良い環境であると思います。
④ 入社して大変だったことはありますか。
乗船勤務、陸上勤務を通じて予期せぬ機器のトラブル発生がとても大変でした。このような際には監督や他のクルーにも知恵を頂きながら、解決し学びを得ていました。また英語でのコミュニケーションも最初は苦労しましたが少しずつ慣れていきました。
⑤ コロナ禍で大変だったことはありますか。
乗船中の上陸が全くできないことが苦しかったです。また各港で船員の交代にも新型コロナウイルスに起因する制限ができて、船員交代を行うことが以前よりは難しくなった事も大変でした。
⑥ 今後の展望や目標はありますか。
海上勤務と陸上勤務の両方を経験することで機関士としても工務監督としても能力を発揮できる人材になれるように頑張りたいと思います。
⑦ 後に続く後輩たちへのアドバイスをお願いします。
海運業界の仕事では覚えることがたくさんあり、私自身も毎日勉強の日々です。苦しいこともたくさんあるかと思いますが明るく元気に過ごし、目標に向かって進んで欲しいです。